どこが有利か?

−環境博 W 5 E X P O 2 0 05 構想の利点−

 

 

1.理念に叶い、世界につながる象徴的な舞台を用意する

・ 里山の森から干潟までの水系のつながりが都市のオアシスとなる姿

・ 渡り鳥がむすぶ地球のつながり、世界の人々のつながりを生かせる

・ 森から海までの生態系をみせるエコツア−、新しい体感型の博覧会

 

2.より経済的、効果的な設営条件

・ 一過性イベントの宿泊施設に、伊勢湾の海上ホテル(船舶)

・ 将来につながる無駄のないアクセス、高速道、西港線、海上交通

・ 愛知・三重・岐阜3 県の「環境万博」に位置づけ、中部圏の活性化に寄与

 

 

3.過去を見直し、未来へつながる、広域参加型の開催

・ 自然破壊の開発跡地や、未利用の埋立地、干拓地を活用

・ 環境を修復し、ゴミ問題、クリーンエネルギーへの究極解答

・ 世界のNGO 、市民の知恵を集め、中部圏の将来に展望を与える

 

 これまでの開発のあり方を見直し、持続的循環型の社会システムをもつ都市を実現することこそ「環境万博」のねらいであり、高度経済成長期に行政主導型開発で造成されながら、四半世紀も放置されてきた名古屋港西5 区(West5)や木曾岬干拓地こそ、その舞台として、もっともふさわしい。

 それは、地球のいのちの痛みを深く受け止め、20 世紀型の開発、有限の資源や環境を浪費してきた人間社会のあり方を省みながら、森や里山から水系でつながる干潟や海の環境を保全し修復しながら、それを可能にする都市や社会の仕組み、あたらしい開発のあり方を提示することです。

 世界の諸都市で普遍的な問題を解決するために、人類の智慧と想像力をここに集めて、地球生命の持続的生存を可能にする人間社会のあり方を創る、21 世紀初頭の世界規模の挑戦になるでしょう。それは自発的な市民の参画によってこそ、実現するものと信じます。


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