建設省
(1) 長良川水系の生態系復原と、伊勢湾漁業の復活をめざして、長良川河口堰の5 年間の開放実験を行う。それがBIE
フレームワークの環境悪化と食料資源枯渇への解答になりうるからである。
農林通産省
(1) 諫早湾干拓事業の再アセスメントを準拠文書の1 .2 .6 .9 .10 .に従って行う。1997 年の締め切りから3
年で、水質の悪化は明瞭であり、目的とされた防災効果もなかったことが判明した。「環境万博」を機会に水門を開放し、環境修復と水産資源復活のモデルケースとして再生することは、世界の期待に応える道であり、2002
年のラムサール会議にその成功を報告する。
(2) 木曾崎干拓地(444ha 、農業用地として1966 年着手1987 年竣工)も、全く未利用のまま放置されてきた。愛知三重両県の県境を確定して段階的整備をはかる検討委員会が開かれた(1999
年)が、平均標高-1m の軟弱地盤で短期開発は困難とされた。そこで、2005年の「環境万博」をめざして、愛知・三重両県の協力の下に、一部に干潟の再生、ほかを無公害輸送手段の開発サーキットや、風力、太陽、潮力等クリーンエネルギーパークとしての利用を進める。
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