名古屋商工会議所
名古屋商工会議所は、W5 EXPO 2005 での 国際タイル博覧会イベントの企画調整、派遣実行、財政支援の責任を引き受ける。中部経団連は、人類愛に基づくEXPO精神を推進し、あたらしいタイプのEXPO
をあたらしい人類の歴史を作るために発信し、推進するためのひとつの理想的な組織である。
瀬戸市は、W5 EXPO 2005 用に使われるタイルの引き合いと契約を引き受ける。タイル契約は次の五部門、1.タイル、2.陶器の森、3.智恵の小径、4.五つの門、5.五つの通路である。海外出展のパビリオンの内装は、W5
EXPO 2005 の瀬戸物契約の範囲外であるが、公式参加者やデザイナーから、背との職人や芸術家への焼き物生産の注文は期待できる。
以下の五部門の紹介も別途行う(EXPO アイデアコンペ出展参照)
1. 5 種のタイル
2. 陶器の森
3. 智恵の小径
4. 五つの門
5. 五つの通路
(#3 )
愛知県
(1) 愛知県知事は、三重県知事と三重県をW5 EXPO 2005 プロジェクトの共催者として招待する。北川三重県知事は、2000
年に長く摩擦が続いていた芦浜原発計画を白紙に戻し、山の中に風車村を作った。三重県の環境保全グループの運動は30 年以上も実践的に続けられており、北川知事によって、そうしたNGO,NPO
活動の国際的なモデル社会が生まれつつある。三重県の社会基盤作りは、2005 年環境万博の成功に大きく寄与するだろう。
(2) 愛知県知事は、名古屋市と名古屋港管理組合をW5 EXPO 2005 の共催者として招待する。3 者は、これまで密接なつながりを持ちつつ、名古屋港の臨海開発と運営管理の責任を分かち合い、知事と市長が2
年ごとに名古屋港管理組合の管理者と管理組合議会の議長を交互に併任してきた。
藤前干潟のゴミ埋立事業も両者が主体であったが、幸い同計画は1999 年1 月に断念され、それは、画期的な政策転換として、内外から高く評価された。同計画の下になっていた西1
区港湾計画は2000 年3 月に正式に削除され、今環境庁の主導によって、国設鳥獣保護区の設定、ラムサール条約登録地指定への準備が進められている。
藤前保全の決定は、これまで無視されてきた渡り鳥や干潟の生きものたち、それらがつくり、人もその輪の中で暮らしている干潟生態系の価値を、はじめて社会が理解し、ゴミ問題の解決にあらたな方向性を打ち出したのである。そこには、藤前干潟を守る会を中心とする多様で広範なNGO
の連帯と世論の大きな支援があり、国際的な協働としても特筆に価するものがあった。
W5 EXPO 2005 の基本構想に保全された藤前干潟と、それを可能にした代替策循環型社会への具体的な取り組み、「未来のリサイクル基地」を見せるのは、それが、BIE
フレームワーク、21 世紀の「市民参加型の環境万博」の開催理念にもっともふさわしいからである。
(3) 愛知県は、2005 年の環境万博のプレイベントとして、愛知県下の環境問題の総見直しを行い、開催県にふさわしい対策を2005
年目標で実行する。
(4) 愛知県は、環境改善と省資源対策を積極的にとることとし、HybridHydrogen(再生可能な水素電池)や、光ファイバー通信網、High
TemperatureSuperconductor (HTS)の採用などを進める。パイロット事業には瀬戸市がのぞましい。
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