3)大阪南港野鳥園
大阪南港野鳥園は、「大阪南港の埋立地内にシギ・チドリの楽園を」と、1983年に南・西・北の3つの池12.8haと、緑地6.5haで開園した。
開園時は、3つの池のうち南・北池は淡水池、西池は、堤防下に埋設されたヒューム管により外港に連絡する海水池であった。
その後、NGOと行政との意見交換や、合同調査の実施、園内の環境悪化を抑えるための改修工事計画の提示等を経て、1995年10月に、西池・北池の連結(干潟の拡張)、新設ヒューム管の埋設等の工事が行われ、現在に至る。
したがって、今回調査した地点のうち、西池は造成後15年目、北池については、淡水池に海水を導入したのち3年目という環境である。
底生生物の定量採集は下図に示すようにA,B,Cの3地点で行った。A地点は、南港野鳥園北池中央付近、B地点は同公園北池が西池と接する点。C地点は西池である。
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