◎アナジャコ調査結果
1. 調査目的
広島県五日市での調査と同じく、葛西人工海浜での底生生物調査は、25cm×25cm×30cmのコードラード法である為、30cm以深の生物については、存在していても現存量に反映されてこない。こうして出された結果は、調査地の土壌や潟土の粒度組成、そこに生息する生物種によっては、干潟の生物量や浄化能力、それに干潟の価値を評価する上で、著しい過小評価を招くことにつながりかねない。そこで、上記の調査と並行して、藤前干潟で行っている底生生物調査と同一の方法で深部の底生生物(特にアナジャコ類)について調査を行い、個体数・土質・採集深度等の面から考察を加え、かつ藤前干潟との比較を行った。
2. 調査方法
◎調査日時
1998年6月10日 10:30〜14:00
干潮 11:08 潮位15cm(荒川ポイント)
◎調査地点
前述の調査地点と同じ。
最大干潮時の汀線をA、なぎさ中央部の島堤内側をB、東導流堤近くをC とした。
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