各調査地点の土質と出現生物の特徴 表3
調査当日は、干潮時の潮位は+109cmとあまりよくなかったため、最大干潮時の前後に、水際で採泥し、調査した。
前頁の表と上の表に示すように、各調査地点とも出現した生物の種類は限られており、A、B地点のヨコエビ類以外は個体数も少なかった。
B地点で現存量が他の地点に比べて大きくなっているが、これは二枚貝1個体の湿重量が大きいためである。
各地点とも、コードラード法と並行して、コア・サンプラーによる深部の採泥調査を行ったが、A、Cの2地点では、基底部の浚渫泥が巻あがることを防ぐための樹脂製のネットが敷設されていることと、潟土の粒度中、礫質が多いことなどから、40cm以深の打ち込みは不能であった。
また、そのためか、深部から底生生物は採集されなかったため、次ページより土質及び生物量とまとめて報告する。
|