【写真3】
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【図2】
アナジャコの巣穴開口部の崩落
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※使用されていない巣穴は、潮流や波浪などで短時間に開口部が塞がるため、確認できる巣穴は使用されているものと考えられる。ただし、開口している巣穴でも、右下写真のようなものは、使用されていないものである。これは、ふ化後2年目以降の個体が、繁殖活動で巣穴から出て、放棄されたものであり、その際開口部はかなり大きくなり穴が塞がりにくくなる。藤前干潟においては、繁殖時期の違いにより、夏期にはヨコヤアナジャコ、冬期にはアナジャコの抜けた巣穴が多く見られる。
このような巣穴と使用されている巣穴を区別するため、表面の開口部を見るだけではなく、巣穴の内部が詰まっていないかどうかも確認した。
なお、アナジャコ類は通常Y字型の巣穴をつくることが知られており、1個体が形成する巣穴は干潟表面に2つの開口を持つ。したがって、巣穴の数の2分の1が個体数に相当する。
また、各調査地点でアナジャコの捕獲と、泥の状況の確認のため、コア・サンプラーによる調査も併せて行った。 |
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